オミナエシ科オミナエシ属の黄色い花。
秋の七草の中では、最も明るい色の花です。
小さな花を線対称に沢山つけるので、華やかさがあります。
そのためか、昔はお盆の時期に、山からオミナエシを採ってきては墓前に備える「盆花(ぼんばな、ぼにばな)」としてよく利用されたようです。
ススキと同様に一面の花となりやすいので、オミナエシを植えて黄色い絨毯のように咲かせてみせる場所も結構ありますね。
それでも、面積が小さな草原では、見られなくなくなりやすいというお話を聞いたことがあります。自家不和合性が強く、多様な個体がいないと結実ができなくなるためではないか、ということでしたが、たしかにオミナエシが咲く草原は広々としている印象があります。