第11回草原サミット@新温泉町 3日目 サミット

最終日は全国各地から首長さんが集まってのサミットです。

昨日までのシンポジウムが民間のイベントですが、サミットは行政のイベントとして、どんな取り組みを展開していくかを議論する場です。前回サミットでは、草原100選選定の要望、そして草原に関する自治体ネットワークを作るという、前を向いた宣言が採択されています。

今回のサミットの参加自治体は、開催地:新温泉町、また県内からは香美町、神河町、豊岡市、宍粟市、県外からは前回開催地の熊本県阿蘇市町村会(7市町村を代表して 町)、お隣鳥取県の岩美町、広島県北広島町、島根県大田市、宮崎県串間市、川南町の、計11もの市町村・地域から参加がありました。

私は、北広島町で開催された第8回から毎回参加していますが、首長さんが発言されるコメントもかなり前向きなものに変わってきました。その理由は、草原にまだ可能性が感じられたということに他ならないと思います。
加えて、首長さんたち自身も、草原をなんとか知っている世代なので、懐かしさや宝物としての草原の魅力を、それぞれ心の中に持たれているのでしょう。草原を使いたい、守りたいと思う人々がたくさん居ることを知っていただくことが、それぞれの宝物の再発見につながっているように思います。

サミット宣言では、自治体ネットワークの設立、草原100選の選定など、前回阿蘇を引き継いだ具体的な提案がなされました。ただ守るだけでなく、積極的に持続可能な利用を探っていく、攻めの宣言であったと思います。

草原は、シンボルとしては間口が少し広いので、議論が発散しがちなところが弱点と考えていましたが、今回のサミットで、それがむしろいいことなのかもしれないと感じました。それは、草原というシンボルが、各地の多様な文化や民俗に紐付いて受け継がれてきたもので、そもそもが多様であるべき環境だと思えたからです。
次回の開催地に決まった宮崎では、民族学の視点も取り入れられると聞いています。かつては身近にあった草原が、どんな存在であったのか、これからどうあるべきなのか、より深く新しい議論が広がっていきます。

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